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教える、伝えるコトの難しさ。。。 [よもやま話]

以前にも増して、近頃ますます公私にわたり、ヒトに(何かを)教える、伝えるコトが多いです。

公=会社においては、社員。時には、社外のお客様。ビジネスパートナーだったり、ユーザーさんだったり。

私=主に、娘。娘の学習のお手伝い。



そして、いずれの場合も共通の難しさを感じています。

教える方よりも、教わる、学ぶ側のコンディションが大切だということ。です。

教える側のテクニックでカバー出来ることにも限界があります。

学ぶ側の 『知識レベル』にあった内容を『興味』が持てるように『わかりやすく』『楽しんでもらえる』ように伝える、学んでもらう。そんな工夫にも限界を感じることがあります。

何よりも大切なのは、学ぶ側の『学びたい』『理解しなければならない』という気持ち、意識の持ちかただと思います。

これらは、当たり前のコトなのかもしれませんが、この『当たり前』に対してどのように対処していけばいいのか。となると話は、そんな簡単ではないと思うのです。

つまり、学ぶ側の意識を変える。のは、容易ではないと思うのです。


ただ、こんなコトも思います。

学ぶべき人、学んで欲しい人たちには、Why?(目的)を明確にしてもらえるようにすることが大事。
(なぜ知らなくては、いけないのか。理解することで何がいいのか。)学ぶことの目的を認識してもらうことが何よりも近道なんだろうな。と。。。

そういえば、こういうのがあったな。と思い出しました。


『四人目の石工が語った働く目的』ピーター・ドラッカー[1][2]

 ある建築現場で、何をしているのかを聞かれた三人の石工のうち、

「一人目の男は『これで食べている』と答えた。

 二人目は手を休めずに『腕のいい石工の仕事をしている』と答えた。

 三人目は目を輝かせて『国で一番の教会を建てている』と答えた」


三人目のように考えられれば、良い仕事、より高みの結果を残せるように思いますよね。

でも、この目的に対して喜び、価値を感じる人でなければならないように思います。

その際は、適性のある人を選ぶ、もしくは、おなじ目標、目的に対して熱くなれる人に
変えていく。という工夫も欠かせないのでしょう。

AC011.jpg


先ほどの、石工のお話にも続きがあると書いてありました。[2][3]
すると、最後に奥にいた四人目の男が答えた。「私は皆の心のよりどころを作っている」と。


テーマ、対象となる人ごとに、『手応え』を感じてもらえるような『テーマ』=目的を用意してあげることも大切なようですね。悩みは、永遠に続きそうです。

(そういえば、何のために大学に進学するのか。全く、考えていなかったな〜。と懐かしく自分のことを思い出すのでした。少なくとも娘には、僕の苦い経験を活かさせてやりたいな。と強く思うのです。)

ではでは。

[1]

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

  • 作者: ピーター・F・ドラッカー
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2001/12/14
  • メディア: 単行本



[2]最強フレームワーカーへの道:ドラッカーブーム再び? 四人目の石工が語った働く目的
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/1003/08/news031.html

[3]

実践するドラッカー【思考編】

実践するドラッカー【思考編】

  • 作者: 佐藤 等[編著]
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/01/29
  • メディア: 単行本



[4]

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

  • 作者: サイモン・シネック
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2012/01/25
  • メディア: 単行本













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自分が「欲しい」と思うコトの大切さ。 [よもやま話]

よく「Market-Inと、Product-Out どちらがあるべき姿」という議論や、

製品を企画・開発する際にアンケートをとるのが正しいとか、正しくないとか。を論じる場面に遭遇してきました。

その度に、なんだか違和感を感じつつけていました。



 そして、つい先日にそのコトに関して、何だか手応えを感じる出来事に遭遇しました。

数年前からニュースなどでも取り上げられるコトがあるマルチコプター、通称「ドローン」の体験会に

参加した際に感じました。

その体験会は、「ドローン」の未経験者を対象としたもので 未体験者だとしても簡単に

ドローンが操縦できますよ。体験してみてください。というモノでした。

実際に当日は、インストラクターの方が操縦方法を説明してくれた後に参加者が納得できる分だけ

十分に操縦させてくれました。そして、用意してくれた機種全ての操縦体験もさせてくれました。

体験会の会場も室内ではありますがフットサルコートを贅沢に使ってそれなりの飛行空間を

提供してもらえました。〔5〕

スクリーンショット 2017-07-10 23.20.07.png

 結果、自分でもインストラクターなしでもドローンの操縦ができそうだ。それなりの映像も撮れそう

なくらいの手応えを感じることができました。


〔1〕


この時点で ドローンへの興味が以前よりもさらに高くなっているのが自分でも感じていました。

 そして後日、お店にお邪魔した時に、店頭でこのビデオを観ました。


〔2〕

自分でもこんな映像撮りたい。そして撮れそうな気がする。(海外出張の際に撮れそう。)と
思った以上に

「欲しい。。。」という気持ちが高ぶりました。




以前から、ドローンにはそれなりに興味があって 別のお店が開催してくれた ドローン製品紹介 

にも参加したコトがありましたが、今回はその時とは違った感情になれたように思います。

その際も手短ながら飛行体験はさせてもらいました。が、今思えば、ミーティングルームでの限られた空間で短時間の体験だったこと。(飛ばせる。という手応え感が少なかった)

加えて、何を撮るのか。具体的でかつ自分にとって魅力的な用途が見つからなかった。ことで、欲しいという感情は生まれなかったのだと思います。


 欲しい。と思ってもらうための条件(手応えのある体験。と、具体的かつ魅力的な用途)が必要なコトなんだと気付けた以上に、自分自信が欲しい。と心から感じられるコトの大切さに気付けたように思います。

 こむづかしい理屈は、後付けで良くて、何よりも大切にすべきコトは、自分が欲しい。と感じられるかどうか。なのではないでしょうか。

自分、自分たちが本気で欲しい。と思うものは、誰も欲しがらないモノであるコトは少なくともいい切れるはずです。

加えて、モノを作る。というのは、様々な人間が協力しあってやる作業。それを高い次元で実現するためには、そのメンバーたちが熱くならなくてはいけないはず。疑心暗鬼になる仲間が混ざっていたらうまくいくものも上手くいかないのです。

メンバーをその気にさせる。 そのためのキーワードも、説得。というよりも、メンバーの一人一人が欲しい。と思うモノにすること。そういう風に仕向けられることこそが大事なのではないかと思ったのです。


 
やはり、小難しい話ではなく、「欲しい」と思うか。どうか。
それも自分自身が欲しい。自分たちが欲しい。と思うかどうか。が一番大事。

というのが僕の結論です。

ではでは。


〔1〕【DJIドローン初体験(終盤に空撮映像あり)】 DJI認定ストア新宿 ( K1スタジオ by マイク島田) https://www.youtube.com/watch?v=mnriPTseIws&t=340s

〔2〕ドローン片手に世界一周新婚旅行 - 空飛ぶ絶景400日 (Honeymoon Traveler)
   https://www.youtube.com/watch?v=Y0Zq6Q2m-ig&t=83s

〔3〕朝日新聞出版 ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日
   http://honeymoontraveler.jp/others/1623/" target="_blank">http://honeymoontraveler.jp/others/1623/

〔4〕DJI認定ストア新宿(Facebook)
https://www.facebook.com/DJIstore.shinjuku/?hc_ref=NEWSFEED&fref=nf

〔5〕DJI認定ストア新宿のブログ
   https://ameblo.jp/djistoreshinjuku/entry-12289605389.html




ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日 (絶景100シリーズ)

ドローン片手に世界一周 空飛ぶ絶景400日 (絶景100シリーズ)

  • 作者: Honeymoon Traveler
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/12/16
  • メディア: 単行本



『テクニカルと エモーショナル』 の関係 [動画撮影]

映像制作にたずさわる人たちの気持ちを理解したい。

と常々思っています。

僕自身が映像クリエーターになりたい。という訳ではなく、映像クリエーターの皆さんに喜んでもらえる、サポートをしたい。と考えています。

制作者がどんな機材をつかって、どんな撮影、編集をしているのか。そしてなぜ、そうしているのか。
もちろん、そういう技術的かつ外面的な部分から得られることも多いです。

その手段として、直接会話をしたり、実際の現場に出向いたりして知らなかったことを知る、もしくは、自分の誤解を修正すのは、改善方法として効果的かつ効率的だと思っています。


それは分かっているのですが、自分が進めたいなーって思っていることは、改善にとどまらないコト。今までには、無かったコトを提案することにあります。

今、使っている機材の使われ方を知る、見るだけでは、それは難しい。改善止まり。
提案するためには、相手の気持ちを理解出来ていないと新たな提案は、難しいと思うのです。


だからと言って、改善活動をする際に行う活動と、新たな提案をする際のアクションとに違いはありません。

・直接聞く
・直接観る
・自分でもやってみる。

大切なのは、それらの活動のなかで、映像クリエーターの内面を知ろうとすることにあります。

いったいどんな事を感じているのだろうか。どんな風に思っているのだろうか。感じるのだろうか。
に焦点を当てるということです。


DSC07822.jpg
[4]



先日、ひょんなことからRED Digital Cinema Camera に触れることが出来ました。

テクニカルな面というよりは、エモーショナルな部分での発見が多かったです。

REDを触っているとなんか制作意欲が湧く。撮ってみたい、作ってみたい。と思うのです。
そういう魔力というか、突き動かすものを持っている製品ですね。

気付いたらこんなの作ってましたW




『テクニカルと エモーショナル』との関係。
いろんな切り口で掘り下げ続けていきたいテーマです。


ではでは。


下記の参照情報は、
テクニカルは、エモーショナルな活動をサポートする、実現させるための手段。
そんな風におもわせてくれた場のいくつかです。

[1]RED digital Cinema Camera (HP)
http://www.red.com/red-raven#quality

[2]PROSCHOOL (プロの映像クリエーターを育てる) 
http://www.proschool.tv/?p=1077

[3]Vook note
https://vook.vc/

[4][>]RED EPIC-X (Image Video/Unofficial ) .............八雲スタジオ by マイク島田 (Youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=e9MKNcWDOK4


ハリウッド白熱教室

ハリウッド白熱教室

  • 作者: ドリュー・キャスパー
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/01/22
  • メディア: 単行本



WHIPLASH(邦題:セッション)を観て分かったこと。 [映画]

正直、知りませんでした。この映画

La La Landを観るまでは。

映画に関して、いろいろ調べている割には映画を観ていない。。。それどころか友人には映画を
もっと観るように!と強要している自分に猛省です。

で、話を元に戻します。
冒頭で『この映画』と言ったのは、La La Landの監督デミアンチャゼル氏の作品
『WHIPLASH(邦題:セッション)』(2014)のコトです。

”Not Quite My Tempo !” というセリフとシーンがとても印象的なこの映画ですが
とにかく、ネタバレになるのが嫌なのでこれ以上は、ストーリーには触れません。

WHIPLASH.jpg

La La Landを観て、デミアンチャゼル氏に興味をもちググって予備知識が出来て
観たくなった。といういかにもど素人的な行動ですW.


率直に、面白かったです。楽しめました。心に残る作品の一つになりました。
興味が益々、増えてきてググってみて、いろいろ知ることになりました。

『WHIPLASHには、2バージョンある!』
らしいのです。

正しくは、2014年の本編を制作するための予算を集めるために、
台本の15ページ分だけを2013年に作った。というのが背景だそうです。

有りがたいコトに、2014年版と2013年版の比較動画がネットにアップしてあります。
動画の出だしにこの動画は、教育目的であることの断りがあります。

”This is for educational purpose only.
All rights belong to Damien Chazelle and Sony Picture ”

スクリーンショット 2017-05-10 3.00.11.png




どうやら映像制作者の皆さんのための教材として提供されているようです。


Whiplash Movie and Short Comparison (Movie and Short Audio) [1]




もちろん、僕もこの比較動画を観ました。




シーンやカットは、ほぼ同じ…



違いは?




画作り(照明とカラーグレーディング)



つまり、
映画制作関係者は、予算が許せば 画作りにお金をかけたい。
ということが伝わってきます。

2013年版は、外からの自然光で撮影して録りっぱなし。

20170412 『カラーセミナー振り返り』 (Cpro向け)ver1.2.jpg

20170412 『カラーセミナー振り返り』 (Cpro向け)ver1.3.jpg


それに対して、予算のかけられた2014年版は
明らかに柔らかいサイドキー(ライティング)と天井からの拡散光が当てられていて、
ポストプロダクション(カラーグレーディング)に時間とお金がかけられているのが
観てとれました。
(同じ俳優さんの演技でも表情がまるで違って見えますね。
 結果、観る人の没入感を引き出してくれるのが想像できます。ここに映像クリエーターたちの
 こだわりがあるのでしょう。)


映画業界は、他の映像業界に比べて 画作り に対して注力すると言いますが、
この比較動画のお陰でそれが良く分かりました。

ではでは。

20170412 『カラーセミナー振り返り』 (Cpro向け)ver1.4.jpg

[1]Whiplash Movie and Short Comparison (Movie and Short Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=uCUE_3k2tAY&feature=youtu.be&a







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『市場の構造』を考察してみる。 [よもやま話]

マーケティングの基本であり、根本である『市場を知り』『顧客を理解する』 これ本当に難しいですね。

セグメンテーションして、
ターゲッティング、
そして自ら(の製品、サービス、ブランド)をポジショニングする。

そのためには、やはり『市場を知り』『顧客を理解する』が前提条件になるわけですが
このあたりがウヤムヤのまま、進めてしまっていることって本当に多いです。

市場も顧客も変化し続けるのが世の常、だとすれば
まあ、分かった。掴めた。と思うこと自体、欺瞞なのかもしれません。

でも、諦めてはいけないコト。ぶれない、明確なコンセプトのもとコトを進めていかないと
組織としてメッセージ性のあるモノ、コトが提供できないですもんね。

極論を言うと、間違ってていてもいいので、それらしい論理は持っていたいところです。

そのためには、拠り所に出来るロジック、イメージに頼るコトにしています。

で、今回のテーマ『市場の構造』を考察する。に話しを移していこうと思います。

市場の構造を捉えていく上で、僕は次の3つの側面からイメージ*するようにしています。
(*考えると言うよりも、イメージが持てる、共有できることを大事にしています。)

⑴ヒエラルキー(ここでは、上下関係:質、濃密さ、金額などを縦軸にお互いの影響やステップアップ過程をイメージします。)

⑵普及のプロセス(時間軸:⑴に似ています。時間の経過によって主役となるセグメントが変わる様子をイメージします。)
大抵の場合、僕にはジェフリームーアーのキャズム理論がしっくりきます。〔1〕
第44回 キャズム(セグメンテーション&市場開拓)(後半)ジェフリームーア  .jpg

⑶産業のマッピング(タイプ別に区分、各タイプのセグメント毎の特徴と規模を捉えることで、業界全体をイメージするのが目的です)

縦軸と横軸に何を当てるか。そこがポイントですが、プロの業界を意識するのであればプロが常に意識している(拘束されている)QCDの何れかをあてがうと良さそうです。


Q:Quality(質)納品の際に求められる品質
C:Cost(予算)かけられる予算金額
D:Delivery(納期)

プロがプロたる所以は、この3つにある。この中の一つでも制約が無い場合は、アマチュアの範疇に入りそうです。たとえ、質が高くとも、納期、予算度返し。それは、プロの仕事では無い。という理解です。

QCDの3つは密接に絡み合うので、3つのうちの2つをX軸、もしくはY軸に併記、残る1項目をもう一つの軸にすれば良いかと思います。

以上⑴〜⑶を市場データ(販売データ、ユーザー人口などマクロ)や ユーザーヒアリング(ペルソナ的なまとめ)などによる『そんな気がする』と言うレベルに仕上げたら、セグメンテーション完了。あとは、ターゲティング(価値提供する相手を)定めて、ポジショニング(提供する価値を決める)する
と言う手筈。

もちろん、はじめに作ってみた⑴〜⑶に誤りがあると判断した場合は、柔軟にそれを見直し修正を繰り返すことはもちろんのことですね。

と、簡単そうに書いてきましたが結構大変です。というのは冒頭で申し上げた通りです。


例えば、ある業界(産業)に関する各の理解を会話している際に
『(この人たち、)見えていないな』と思うことがあります。

⑴ヒエラルキー(構造)に関して、考察しておきたいと思います。

このヒエラルキー、多くの人たちが当然のようにこの構造をピラミッドとして捉えています。

確かにトッププロがいて、プロがいて、ハイアマチュア、アマチュア、初級者たち。上に行けば行くほど規模が小さくなる。という一つのピラミッドとして捉えています。
確かに構造がシンプルなアマチュア(コンシューマー)をターゲットとする場合はそれで十分でしょう。

しかし、プロ、それもその業界のトッププロを相手にビジネスを考える上ではそれではマズイ。と思うのです。

例えるならば、料理人の世界。
和食もあれば、中華、洋食もある。フランス料理もあれば、イタリア料理もある。
各の頂点に立つ人たちは、決して同じヒエラルキーには存在しないはずです。
求められる技量も違えば、使う道具も全く違う。

反面、洋食屋さんはあらゆる分野の料理をメニューにしていたりします。

ここで、ハイライトしておきたいのは、外食産業は決して一つのヒエラルキーではない。ということです。単純なピラミッド構造ではないことを心得ておくべき。ということです。

o0400030013785345187.png

根っこの部分は、同じでも頂点に向かうに従って別々の頂点に向かって伸びていくという構造。
料理人に求められる資質も異なれば、テクニックや道具も異なります。

つまり、こういうイメージです。

構造.jpg

結果、彼らが選ぶ道具も細分化されます。
料理人の場合で言えば、たとえば包丁。

料理のジャンルでも分かれマス。[2]
d6236-81-847006-6.jpg

洋包丁だけでもプロになると多種多様の包丁を必要とします。
tk-prol.jpg

つまり、ジャンルが異なれば必要とされる機能が違う。どちらがより高等な技能だったり、道具だったりすることは無く、そのジャンルの中でもっともハイレベルな道具(フラッグシップは、カテゴリー毎に存在する。ということです。)というものが必要とされるということだと思います。(これはきっとアマチュアの世界では、あまり意識されていないことかもしれません。アマチュアから見ると市場全体が一つのピラミッドとしてしかとらえられていないからです。 極端な例で言うと、過程の主婦は一つの包丁でなんでも調理してしまう。ケーキを包丁で切ってしまうコトは、プロにはあり得ませんが一般家庭では、見かける光景なのではないでしょうか。)

話しを元にもどします。
これら3つの項目で市場を想定し、「まあ、こんな感じかな(*)」と思えるところまで煮詰めることができれば、目的は完了したことになります。

⑴ヒエラルキー(ここでは、上下関係:質、濃密さ、金額などを縦軸にお互いの影響やステップアップ過程をイメージします。)

⑵普及のプロセス(時間軸:⑴に似ています。時間の経過によって主役となるセグメントが変わる様子をイメージします。)

⑶産業のマッピング(タイプ別に区分、各タイプのセグメント毎の特徴と規模を捉えることで、業界全体をイメージするのが目的です)

『むしろ重要になってくるのは、正確性ではなく「センスメイキング」。正確性よりも「納得性」。
正確な答えは誰もわからないのだけど、「きっとこうなる」と思いっきり主観で言って、そこにストーリーを作って、それに納得して共感してくれる人たちを巻き込んで。それで前に進んでいくっていうことがとても重要だと思うのです』。[3] 

これら3つを相互させながら市場想定をしていくと、自然とそれっぽいイメージが出来上がる。
それで先に進められるところまできます。

あとは、実際に作業をすすめながら想定を修正していけば良い。そんな風に考えています。

という事で、以上に関しても決して完全かつ、確立した手法ではありませんが コトを進める上でのヒントになるのではないかと思っています。

ではでは。



【1】

キャズム

キャズム

  • 作者: ジェフリー・ムーア
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2002/01/23
  • メディア: 単行本



[2]食材の美味しさは包丁の切れ味で決まる!(貝印(株)HP)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000006236.html

[3] 「センスメイキング理論」不確実な世の中で、ビジネスはこう動かす  
-正確性を捨て、代わりに武器となるもの-
早稲田ビジネススクール・入山章栄先生×One JAPAN 対談 前編 (One JAPAN HP)
http://onejapan.jp/2017/03/26/%E4%B8%8D%E7%A2%BA%E5%AE%9F%E3%81%AA%E4%B8%96%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%E3%80%81%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99-%E3%80%80/

『倜儻不羈(てきとうふき)』な生き方。。。 [よもやま話]

久しぶりに記事を書いています。

自分の考えを整理するモチベーションになるので記事にしました。
そういう動機付けでもない限り文字にすることはない。そんな弱い人間です。

以前、社内講演会の講師の方に言われたのを思い出しています。
『やっている事は、大変良い。でも、やり方がもったいない』

その時のテーマは、自己啓発。
自らのキャリアの磨き方。

僕の公私における行動を認めながらも、うまく活かしきれていないね。
という趣旨だったように思います。

先日、(カード会社から発行されている機関紙)を読んでいて目に止まった言葉が

倜儻不羈(てきとうふき)

坂本龍馬や中江兆民らの生き方がそれに当たるらしいです。
(司馬遼太郎氏は著作『この国のかたち』の中で、『倜儻不羈(てきとうふき)』という異様な四文字を土佐生まれの二人の男に冠しました。[1])

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もちろん、志の大きさも到底及ばないのは重々理解してはいるのですが、
何か自分の生き方に共通するものを感じました。

人に縛られず、志高く、自由闊達。[1]

でも、共通していないのは、評価されることを期待してしまっているところでしょうか。
偉人たちは、他人の評価を含めて、人に縛られていないのに対して、
僕は、所詮凡人。
行動そのものは、人に縛られていない。が、どう思われているか、どのような処遇で評価してもらえるかを期待してしまっているところが大きく違っているように思いました。

そもそも、『倜儻不羈(てきとうふき)』は、

『倜(てき)』は、人に縛られず
『儻(とう)』は、志が大きく
『不羈(ふき)』は、奔馬のごとく自由闊達である。

という意味が込められた熟語。
ですが、
反語として、世の中の寸法に己の身を合わせられない愚か者という皮肉も含んでいるそうです。[1]

『倜儻不羈(てきとうふき)』な生き方を自ら選んでやっているわけではないのですが、
結果、そうなってしまっているように思います。

 課題の提起から、解決まで、質、量そして猛スピードで達成してきたのですが、社内におけるミッション、部署そのものが存在しない内容ゆえに評価されることがない。
(ここ数年で部門内に2つの課を立ち上げたり、事業本部内の底上げを行ってきました)

そういう枠がないから,なかったからこそ、課題提起して解決してきているがいたのだが。存在しなかった業務ゆえにその時点での評価に繋がらない。という実情があり、処遇に繋がらない。

もう一つのポイントは自分自身にあるのもわかっています。
それを気にするか、気にしないか。

まあ、これがいわゆる人としてのスケールの差なのかもしれません。

3月末で一つの(自発提起して活動してきた)プロジェクトも一段落。
ここらで、もう一度自分なりの生き方を本気で見直すタイミングに来ているのかもしれません。

人生は、一度っきり。
自らが納得できるものにしたいですから。

ではでは。


[1]『鉄矢の幕末偉人伝』〜中江兆民(上)〜(VISA 2017.04)
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プロ、機材、使い方。 [動画撮影]

画家が筆を使って絵をキャンバスに描くように、フォトグラファーや、ビデオグラファーは、光で映像を描いています。

そもそもPhotograpy の語源は、Photos(光) Graphy(描く)というギリシャ語だそうです。
冒頭にフォトグラファーは、光で映像を。と書いたのはこれを意識してのことです。

でも、なかなか良い表現でないでしょうか。なんかロマンチックな感じを受ける。そして何よりも本質をついた言葉です。写真動画映像も、光を捉えて記録しているわけですからね。

以前から、映像クリエーター(特にプロと呼ばれる方々)はどこで機材、ソフトに関して情報を得たり、学んだりしているのか。気になってしようがありませんでした。動画に関して言えば、静止画よりもさらに新しい撮影や表示技法だったり、機材が使われます。その変化たるものやら凄まじいです。

それだけに、その技術トレンド、そして具体的な機材選定、使い方を学び続ける姿勢が求められます。
プロである以上、常にその時代の先端を行く映像表現への理解を深めておく必要があるのは、間違いないと思います。

だだ、きっちり学んで、言われた通りにその道具で作品作りをしてもプロとしては、あまり喜ばれることがないのが現実。特に一流と呼ばれるクリエータは、その人ならではの作品を求められるだけに道具の使いこなしも必然的に独自のものであることが求められるようです。

先日、友人から聞いてみたテレビ番組(10月23日放送『関ジャム 完全燃SHOW』中田ヤスタカさんがゲストの回)がそれを表現していたように思います。[1]

中田ヤスタカさんと言えば、超売れっ子の音楽プロデューサーであり、作詞家、作曲家、編曲家。

音楽ユニット・CAPSULEとしてのアーティスト活動のほか、音楽プロデューサーとしてPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅなどのアーティストを手がけている。また、国内外のアーティストへのリミックスの提供。先のリオ・オリンピック閉会式での楽曲を手がけたとこでも有名。

同業者の間でも、一目置かれる存在だそうです。

photo03.jpeg

番組の中でも、同業者が中田ヤスタカさんを分析。とにかく、べた褒め。作品作りの特徴や、音づくりに関してコメントしていました。

印象的だったのが、『中田さんの作る音が格好いい。と仲間内でも評判になっている。自分でも出してみたいと思ってチャレンジするが絶対に同じ音が出ない。中田さんも特別な機材を使っているわけでもない。市販のシンセサイザーと市販のソフト。全く、同じ道具を使っても同じ音が作れなのは謎。』

それに対する中田さんの回答に驚きました。

『ん〜っ。それってきっと僕がソフトの使い方を間違っているからじゃないですかね。正しい使い方をしていないですし、知らないんです。でもそれでいいと思っています。(プロセスやデータなどが)めちゃくちゃでもいい音、カッコイイ作品が作れればいいわけですから。PCの中(データの並びなど)がぐちゃぐちゃでも気にしないです。

つまり、
『この道具は、こう使ってください。こう使うのが正しいです。』というアプローチは、ことトップ・クリエーターさんにはミートしない。

以前からそうかな。と思っていましたが、今回のこの番組のおかげで確信につながりました。
特にトップ・クリエータに共通した考え方、姿勢なんだろうな。と。

ただ、反面、一般人はそうはいかないです。何をどう始めていいか。途方に触れる方々が大半。なんか興味があってやってみようかな。という程度だと尚更です。

道具の使い方を順序立てて教えてあげる。そんなやり方が求められます。

同じ製品でもお客様によって対応方法を大きく変えなくてはいけない。

なんか、そんな示唆に富んだ番組でした。

ではでは。

[1]『関ジャム 完全燃SHOW』バックナンバー (テレビ朝日HP)
http://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/backnumber/

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みなさんは、どのようにして映像制作に関して学んでいるのでしょうか。 [動画撮影]

◆体験が伴わう事で深まる理解。

 ここ2,3か月間は、動画映像に関する勉強に注力しています。

 以前からそれなりに動画映像制作には、興味はありましたし、
 専門用語や機材に関してのそれなりの説明が出来る程度に記事なども読んできました。

 しかしながら、実際のところは、
 経験や体験が伴わない半ば「知ったかぶり」の「受け売り話」をそれっぽく話していただけでした。

 映像制作に携わる方々との会話で唯、単に話しを合わせるだけではなく、
 (それなりに)共感を持った会話が出来たり、
 できることなら映像制作の各ワークフローにおける課題に対して
 具体的な提案ができるようになりたいと思い立ち、
 体験を重視した勉強方法に切り替えました。

 今更言うのも。。。なんですが
 やはりいざ自分でやってみると課題が”具体的”に浮彫なります。
 その結果、課題も切実なものとして捉えられます。

 やはり体験型の学習は重要ですね。
 (講釈聞かされているだけだと生徒さんも眠くなっちゃいますしねW)

◆で、こんな順序で学び始めました。

 映像制作と一言で言っても、多岐にわたるプロセスがあります。[1]
  ①プリプロダクション
  ②撮影
  ③録音
  ④仮編集
  ⑤本編集

  など。

 普通ならば、制作フローの初め①から順を追って体験して最後までいったら作品完成。
 という筋道なのかなと思いますが、あえてプリプロや撮影を飛ばして、
 『編集作業の体験』から始めることにしました。

 理由は、いくつかあります。
 例えば、映像制作を行うにあたり障害になるのが編集だからです。

 撮影に比べて、
 編集はとっつきにくい。
 面倒くさかったり、よくわからないことが多いです。。

 また、編集が分かっていないと、何を考えながら撮ればいいのか。
 出来上がりをイメージ出来ないと結局のところわからない。

 出来上がりを決定付けるのは、編集。
 編集する事を考えながら撮影していないと、何となく撮影して有りものを合わせて
 作品を作る。というのでは、いくら時間があっても足りない。

 ストーリー性を考えて取る事も大切ですし、
 撮影する際のフォーマット(コーデック、解像度を含めたファイルフォーマット)や
 フレームレート、音声データをどうするのか。なども鍵になってきます。

 最悪なのが、撮影したのは良いが編集ソフトに読み込めない。という状況。

 静止画と違って、編集しないで撮りっぱなしの映像というのは動画の場合は、
 普通”あり得ない。”ものです。

 編集する段になって、アレっということが無いように、また自信をもって撮影セッティングを
 するためにも欠かせない知識ということになります。


◆学び始めて気付いたこと。思ったこと。

 動画編集を始めてみて思ったのが、
 ・何から始めてみようか。
 ・分からないことはどうやって調べればよいのか。

 というところです。

 僕なりの結論!

 ・何から始めるか?
 →Adobeなど、編集アプリを提供している企業は大変質の良い
  Tutorial Videoを提供してくれています。
  それらを積極的に活用して、編集アプリの”いろは”から始めるのが良いと思います。

例えば、


Adobe Logo.JPG

  Adobe Premiere Pro CC チュートリアルビデオ
 (編集作業のモチベーションも掻き立ててくれる質の高い素材も用意してくれています。)
  https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/how-to/create-video-story.html

  Adobe After Effects CC チュートリアルビデオ
(いろんなことができてしまうAeですが、
  主にモーショントラッキング、ノイズ、ブラーなどの
  エフェクトによりリアリティを感じる映像表現にする。
  そんな内容を効率的に学べる内容です。)
https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/how-to/add-video-special-effects.html


・分からないことは、どうやって調べる?
 →①ヤリタイことが明確になっているときは、
  (YouTubeなどの)ネット上の動画コンテンツが頼りになります。
   具体的に手順を追って解説してくれている動画コンテンツが数多くあります。
   [>]課題:英語で作られたコンテンツの充実度に比べて、
   日本語で解説されているものは限りがある印象。
   たとえ、日本語字幕で訳が付いていたとしても、
解説ビデオそのものが英語ベースだと
   画面に映し出されているメニューなどが全て英語。
自分は日本語環境でソフトを使っていると
   該当するメニューが見つけられなかったりします。
   (→僕は、After Effectsなどは英語表示環境にして使うことにしました。)

  ②このソフトでやれる事ってなんだろうか?を知りたい時。
   この場合は、アプリの機能を俯瞰してみたいところなので、ムック本。
に頼るのが良いと思いました。
   YouToubeなどの動画コンテンツは、具体性があって分かり易いのですが、
自分の中でやりたいことが明確になっていないとき(逆引き辞典など)や、
一覧性をもってやれることをしりたいときは、
   こんな時は、やはりムック本だと思いました。


  一般的には、以上①、②のアプローチで分からないことを解決できる。
  根性というか、何としてでも知りたい。理解しないとまずい。
  という熱量が高ければ大半のことは何とかなることが分かりました。

  何事も学ぶということは、そういうコトなのかと思いました。

◆『新規性の高い情報』や『高度な内容』を調べるには?

 ①、②のアプローチでは、カバーしきれない内容も勿論あります。

 『新規性の高い情報』や『高度な内容』です。

 アプリケーションソフトウェアなどは、常にアップデートされていたりするので
 本やネットですら最新情報を反映出来ていなかったりします。

 また、『高度な使い方』や、『どうしてそういう作業をするのか(理由)』まで
 確認したくなる場合は、
 こんな方法を取らざるを得ないように思いました。

 ③メーカーや代理店の担当者の方に直接問い合わせる

 ➃詳しい友人・知人に聞く

 ⑤コミュニティやフォーラムに質問を投げてみる

 ③、➃、⑤の場合は、なんらかのネットワーク、コミュニケーション手段が必要になりますが、
 これもどれだけ知りたいか。どれだけ急いでいるか。
 などによって選択肢が変わるように思います。

 想い付くところで記述すると、下記の場所・手段でEvangelistや知人に聞く
 @Exhibition(展示会)
 @セミナー(*)
 @ネットフォーラム
 @メール問い合わせ窓口

 実際このようにフォーラムなどもメーカー側で用意していて、
 公式のものには企業のスタッフも参加していることを
 明言しているようです。

Apple.JPG

Adobe.JPG

 僕は、もっぱら各種イベント(展示会・セミナー(*)など)に出かけていって
 Evangelistもしくは、担当者の方に直接質問したり、
 イベントで名刺交換させていただいた方に後日、メールで質問させて
 いただくスタイルを取っています。こういう人って想像していたより
 多いんだろうな。と、最近思うようになりました。

 (このように、ユーザーがサービス、製品の提供者に直接聞くという行為は、
  キャズム理論の中では、「イノベーターの行動パターン」として表現されています。
  動画編集ソフトの大半は、「イノベーター」を対象としたビジネスモデルであると
  言えそうです。BtoB領域のビジネスであり、イノベーターのための製品。
  よって、情報提供の方法も一般的なコンシューマービジネスとは違うのでしょうね。

  マーケットを拡大していくのであれば、それに応じた情報出しの方法、もしくは、
  より直感的なインターフェース、サービス対応方法などを用意することが条件と成りそうです)

第44回 キャズム(セグメンテーション&市場開拓)(後半)ジェフリームーア  .jpg



 これも実体験をしたお陰で気付けたことなのかもしれません。

 ではでは。


(*)各種セミナー事例(システムファイブ PROSEMINAR)
https://info.system5.jp/proseminar/reportlist

PROSEMINAR.JPG





[1]グラスバレー(EDIUSWORLD.CO)(著)『映像制作ハンドブック』(2014玄光社)

新版 映像制作ハンドブック (玄光社MOOK)

新版 映像制作ハンドブック (玄光社MOOK)

  • 作者: グラスバレー(EDIUSWORLD.CO
  • 出版社/メーカー: 玄光社
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: ムック



[2]ジェフリー・ムーア(著)『キャズム』

キャズム

キャズム

  • 作者: ジェフリー・ムーア
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2002/01/23
  • メディア: 単行本



僕が受けた二つのショック。  ~道徳授業地区公開講座『講師:堀江航さん』〜 [講演会・セミナー]

本日(6月11日(土))、娘の通う公立小学校の学校参観に参加してきました。

区の方針らしいのですが、学校公開日は数日設けられていて(今回は、木、金、土の3日間だった模様。)仕事を持つ多忙な親類の方々も何らかの授業を参観できるようになっています。

これは、親としては大変ありがたいことです。さすがに長期出張とぶつかると行けなくなってしまいますが、この学校公開日は、各学期ごとにあるようなのでおかげで少なくとも1年に1度は参加させてもらっています。

娘の授業に対する姿勢を観察したり、教室に貼り出されている絵や習字を見たり、クラスの中で何係をしているのか、どんな活躍をしているのかより具合的にイメージできて楽しいものです。

また、低学年から授業参観や運動会などのイベントを通じて、クラスのお友達の顔も徐々に覚えてきたので我が娘のみならず、みんなの成長も楽しませていただいています。

今日、触れておきたかったのは授業参加の後に開催された『道徳授業地区公開講座』です。
正直、当日までこの講座の事を知らなかったです。
妻には、11日土曜日は、学校公開の日。授業を参観してきてね。と前々から言われていたので学校に行く事は、予定していたのですが『道徳授業地区公開講座』がその一環として組まれているのは知らなかったです。

今までも、そのような講演会は催されていて授業が全て終わった後の時間に設定されているものだったこともあって、参加したことはありませんでした。

そういう中での参加だったので、どんな講座なのか、誰が来て何をするのかも知らないまま会場である体育館に向かいました。

会場に入るなり目に入ったのは、ずらり並べられているパイプ椅子、とすでに着席されている父兄の方々、そして学校関係者。

前方の壁に貼ってある大きな紙には、
題目『人間のもつ可能性や困難を乗り越える力の育成』〜努力〜
講師 元車いす バスケットボール選手 堀江航 様
と書かれていました。

そういえば、会場内に幾つか車いすが置いてあるし、娘が先日『車いす体験をした』というのを思い出しました。

講演会というものへは、他人と比べて比較的(いや相当)参加している方だと思いますが、大概の場合は、事前に色々調べることはなく先入観を持たずに臨むことが多いです。今回も御多分にもれず、事前情報なしでの参加でした。

8割かた席が埋まった状態の会場。どこに座ろうかなとおもったら一番最前列が空いていたのでそこにすわりました。まあ、これもいつもの僕の行動パターン。折角なら一番前でガッツリ聴く。というのが信条です。

講演開始まであと5分。というところで着席した際に何気なく前をみていたら30代と思われる男性が立ってました。講演会の世話人かな。いや、講演者。たしか、講演者は、元車いすバスケットボール選手。ってあったからこの人が講演者でコーチなのかな。えっ、でも選手って。。。などと思いながら会場の体育館をキョロキョロしているうちに講演会開始の時間になりました。

BBC2.JPG

副校長がMC。その際の紹介で初めて分かりました。先ほどの男性が元車いす バスケットボール選手の堀江さん。全身を見渡すと、たしかに左足が義足。でも、自然に立っているし、表情も仕草もすべて特別なところがない。

堀江さんの話を伺っているうちに気付きました。それら(*)はすべて自分の理解、イメージは、単なる先入観に過ぎない。それも一方的な思い込みに過ぎないということに。[2]

事実、堀江さんも講演の際に期待されるのは、
『人生どん底からの立ち直り』みたいな題目、ストーリーを期待されることが多いそうです。
我々の中にそんな先入観と期待のようなものが出来上がっているが、実際、本人からすると全く違うそうです。
そう、僕のなかの先入観、固定概念のようなものが全て間違っていたということに気づかされたということです。


実際、堀江さんの話からは、ひとかけらの悲壮感も絶望感すら感じなかった。
それどころか、僕ら以上にポジティブにそして貪欲に挑戦し続けている。活き活きした表情ばかりが印象的だったです。

大学3年生の時に片足を失って、それまで真剣に取り組んでいたサッカーが出来なくなったことは悲しい出来事だったが不幸だとは思わなかった。

それよりもスポーツをなにかやりたくて渡米。

そこでマンガ『リアル』で知っていた車いすバスケットボールに挑戦することにしたそうです。でも、半端なく取り組まれたようでその留学先の名門イリノイ大学で活躍。全米選手権でも優勝。そのまま、車いすバスケットボールのプロリーグがある(*)スペインリーグや、ドイツのブンデスリーグで活躍。ドイツリーグカップや、ヨーロッパカップなど3冠達成。

20091126161437.jpg

次に挑戦したのは、アイス・スレッジホッケー。(車いすアイスホッケー)
2014年ソチオリンピックを目指して頑張ったそうです。最終予選までいったが日本チームのオリンピック出場は叶わなかったそうです。

ダウンロード.jpg

それ以外にも
・車いすソフトボール
img_0.jpg


・ブラジリアン柔術(投げ技が無い柔道。寝技、関節技が主体の競技)
いまは、これがメインのようで黒帯を目指して挑戦中だそうです。




いろんな競技に挑戦するのは、米国で学んだことだそうです。日本の場合は、一つの競技に集中して年間スケジュールを組んで取り組むが、米国やヨーロッパなどの大学では、スポーツごとにシーズンが区切られていて、オフシーズンになるとコーチから教わることが出来ない決まりになっているぐらいだそうです。

多様なスポーツ競技にふれあうことのメリット。それは、各競技において求められる能力は異なるので、いろいろな競技を体験することで自らの可能性が広がるし、自分の大事にしている競技への好影響が期待できるようです。

堀江さんらに対しての間違った思い込み、先入観へのショックに加えて、もう一つショックだったことがあります。
ここまでの文面でも触れましたが、日本と欧米との違いです。

日本も随分、成熟した国家になったと思うコトもありますが、こと身障者の方々に対する理解と環境という点ではまだまだ欧米諸国からは遅れているように思いました。

先ほどのヨーロッパでの話に戻りますが、ヨーロッパには車いすバスケットボールなどにプロリーグがあってそれもかなりメジャーな存在だそうです。選手にファンがついていていて選手のサインやウェアなども人気だそうです。
そうとう熱い競技として運営されているとのことです。それに比べれば、日本はまだまだな気がします。

車いすバスケットボールが一般的な競技として運営されている。健常者のプレーヤーも実は多く、ドイツのブンデスリーグなどでは、健常者プレーヤーも混在しているそうです。

もちろん、健常者が身体能力的に有利な部分があるので体の状態によって1~4.5点の点数がつけられている。
例えば、堀江さんの場合は4.5点。腹筋から下部が無いかたは1点。コート内の選手全員の合計点数が14点以下であることが求められるそうです。それがクリア出来ていれば、健常者もプレイ可能ということのようです。

何れにしても、競技が特別なものとして扱われることなく、さまざまな個性の人たちで楽しむ楽しめる競技として支えられているとのことです。

 ここまで聞かされて、自分の先入観の間違いに打ちのめされていた僕でしたが、
アイス・スレッジホッケーなどは、『両脚ない選手の方がアドバンテージがある。体が軽いですからね。』との堀江さんの言葉を聴いて、まだまだ、理解が足りていない。とショックを受けました。。。



僕のイメージと実際の選手の方のマインドとのギャップに対するショック、
日本という国が先進国、成熟しているというのが単なる思い込みだったというショック、

この2つのショックを感じた一日。半ば、アクシデントで出席した講演会でしたが、大変有意義なものでした。
偶然のようであって、必然だったのかもしれません。一期一会。そんなことを思いました。

ではでは。


[1]centerpole HP 堀江航さん紹介ページ
http://www.centerpole.work/#!blank/n7xit

[2]アクセシブルアイコン Centerpole HPより
http://www.centerpole.work/#!product-page/z07bt/8268ca31-ade1-2f6e-1d7e-f6d061d0e416

スクリーンショット 2016-06-12 7.20.23.png


Accessible Icon Project( 以下「AIP」)は、国際標準の身障者マークをよりアクティブでポジティブなものに変えるためにアメリカで2009年に始まった草の根運動です。
視覚から受ける印象は我々の生活に大きな影響を与えています。また、現在使用されている標識やマークは、我々がどのようなイメージを持っているかを表しているとも言えるでしょう。
身体に障害を持つ人々は、長いあいだ「他人の力を借りなくては何もできない存在」として扱われてきました。旧身障者マークはとても受身でネガティブな印象を与えます。手足には生気がなく、上半身は不自然な直立姿勢、人は車イスのおまけのように描かれています。
AIPは、身障者マークを一新することによって社会の意識を変革し、身障者の方々があらゆる分野でもっと活躍できるよう支援するためのプロジェクトです。

[3]日本の障害者スポーツ文化を変えたい~片足アスリートの挑戦~
 ブラジリアン柔術 堀江航さん(CARPE DIEM BRAZILIAN JIU-JITSU)(WEDGE Infinity HP)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5156?page=1

[4]堀江航さんの略歴(まくらぼ HP)
http://www.makulab.jp/sports_horie_wataru.html

2008-10年
University of Illinois 所属 2009 NWBAカレッジディヴィジョン 準優勝

2010年
NWBAカレッジディヴィジョン 優勝 2010 All Academic American 受賞
2011-12年
ドイツ RSV Lahn Dillに移籍
ドイツカップ、ブンデスリーガで国内2冠。 ヨーロッパチャンピオンズカップも制し、3冠を達成。
ドイツリーグ、ブンデスリーガ優勝
POKAL(ポカル、ドイツカップ)優勝
ヨーロッパチャンピオンズカップ優勝
2013年
アイススレッジホッケー日本代表として世界選手権大会Bプールに出場。銀メダルを獲得
2015年
ブラジリアン柔術 関東オープン アダルト2 白帯 無差別級 優勝

20101201140914.jpg

[5][第82回]プロ化進む ドイツの車椅子バスケ(GLOBE HP)
『ドイツで、車椅子バスケットボールが注目を集めている。試合を開催すれば1000人以上の観客が集まり、プロ化も進む。人気の根底には、「誰もがスポーツを楽しむのが当たり前」という文化が流れている。(スポーツ部・後藤太輔)』
http://globe.asahi.com/sports/2016040100024.html

キャプチャ.JPG

[6]車椅子バスケ わたるさん (アメリカ留学生インタビュー ブログ 
http://uofi.exblog.jp/i4

話題のHDR(High Dynamic Range)とは? (その2) [動画撮影]

話題のHDR(High Dynamic Range)とは? の続編です。
まだまだ回を重ねることになると思ったので(その2)としました。

テレビが進化し続けている。というお話をしたと思いますが、

①白黒テレビ放送から
②カラーテレビ放送。
③アナログHDTVというものがあったな~。
とおもっていたら

④デジタルHDTVになって
⑤3DTVなるものが出現、
⑥HDTVをもっと高解像度化しちゃえということでHDTVの4倍の高解像度4K TVの出現。
⑦その4K TVのハイフレームレート化ということで4K TV 60p
⑧で、このたびの4K HDRへ。

④〜⑧に関して、もう少し技術的な側面から紹介するとこんな感じです。〔1〕

img_01.png

④デジタルHDTV化
 アナログHDTVで解像度が上がった。(上図の上矢印方向の進化:細かいところまで見えるよう
になった)のをデジタル化(量子化)した。(左上矢印の進化:情報を扱いやすくした)

⑤3DTV
 ちょっと、これは毛色が違うので説明を省略します。

⑥4K
 HDTVの解像度をさらにアップ。(HDTVの4倍の解像度)
 より細かいところまで表示できるようになった。(上矢印の進化)

⑦4K TVのハイフレームレート化 4K TV 60p
 フレームレート、つまり動画における単位時間あたりに処理(録画・表示)させるフレーム数で、これを多くすると滑らかな表示が可能になります。(左上矢印の進化)

⑧4K HDR
 4Kは、変わらず解像度のことで、すでに4K解像度。ここでの進化は、その4K解像度の映像のダイナミックレンジ(”明るさ”と”色”の表現できる範囲)を広げることを盛り込んだ技術です。Wide Dynamic Rangeと言っても良さそうですが、HDR High Dynamic Rangeと呼ぶことにしたようです。

で、4K HDR化することで何が良いか。ユーザー(視聴者)にとって良いのか。という点に触れてみたいと思います。

その前に、テレビの規格と言うのは、初期のTV(CRT;真空管で出来てました)を前提としたものでした。それを元に放送の仕組み(映像信号など)が決められていて、カラー化の技術もHDTV化の技術もそれを遵守、もしくは強く意識したもので進められてきました。たとえ、TVがCRTから液晶化されて表示能力が変わっても、既存のTVとの互換性を重視してきたのです。

それもあって、今までのTV進化には、上図もある”輝度”と”色”に関しては、規格の変更はされてこなかったのです。
(白黒→カラー化はありましたが、カラー化された規格の進化はありません。)

今回のHDRは、CRT時代から大きく進化してきた表示デバイスの能力を十二分に活かそう。その”輝度”と”色”の規格を見直そう。というものです。

もう少し、触れると表示するための装置がTVならば、そこで流すための映像を撮る、作るのがカメラ。カメラ側の進化はすでに進んでいました。TV放送規格に対してあまり得る撮影能力(”輝度”と”色”)で撮影したものをTVの規格範囲内に(カメラ内もしくは、編集で)加工し直して表示していました。

進化したTV、カメラの能力を使って、今までよりも魅力的な映像表現を楽しみましょう。というのがHDR化の狙い。

具体的なユーザーベネフィットとしては、目で見ているような自然な映像が楽しめる。

例えば、今までのTV(Standard TV:SDR)では、肉眼では見えているのに撮影した映像では見えないようなことがあったと思います。
HDRだと、輝度、色の表現が豊かになるおかげで暗いところから明るいところが肉眼で見ているのに近い状態で楽しめるようになります。〔1〕

img_06.png

より具体的、実践的な事例として、日陰(暗いところと)日向(明るいところ)が混在するシーンなどで特に有効です。〔1〕

img_07.png

HDRに関してはもう少し、回を重ねてみたいと思います。

ではでは。

〔1〕What's HDR (Sony HP)より
https://www.sony.jp/products/Professional/c_c/hdr/index01.html
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