So-net無料ブログ作成

【実学】稲盛和夫さんの経営哲学と会計にたいする取組みは、価値合理にあり! [書籍・雑誌]

管理会計に続き財務会計関連をおそわっている西山茂先生の強い勧めにより読みました。
読んでよかったです。もともと稲盛和夫さんは凄い方だと思っていましたが
この本で極まった。

会社経営はトップの経営哲学によりきまり、すべての経営判断は
「人間とてなにが正しいか」という原理原則に基づいて行うべきもとの
確信している。具体的に会社経営においてどうすればよいか。という問いに
答えるために経営論のひとつである会計学を論ずることで、会社経営の
あり方、経営の基本的な考え方を明らかにしようと試みた。
と”おわりに”で語られていうように

何のために会計があって、何のために経営、事業が存在するか。
稲盛さんの経営者としての哲学を会計という切り口で大変わかりやすく
表現されている。

全てにおいて一貫性と透明性、そして人としての正しさを説いた稲盛さんの経営。
原理原則に則って物事の本質を追求して、人間として何が正しいかで判断する。
(決して目的合理ではなく、価値合理が貫かれている。)
改めて惹かれてしまう。

文中の心に残った言葉の数々をここに残しておきたいと思う。

「人間として正しいことを追求していく」
「会計がわからんで経営ができるか」
「値決めは経営である」
「夜泣きうどんと経営」
「儲かったお金はどうなっているか」
「資産か費用か」(バナナの叩き売りになぞらえて考えれば分かりやすい)
「土俵の真ん中で相撲をとる」
「中古品で我慢する」(固定費が上がらないようにしながら効率を上げ、経費を抑える工夫をせよ。)
「セラミック石ころ論」(資産かゴミか。)
「投機はおこなわない」(企業の使命は、自由で創造に富んだ活動によって価値をうみだし、人類社会の進歩発展に貢献することである。)
「当座買いの精神」(今必要な分だけを買う。それが結果的には安く就く。)

 会計の果たす意味は極めて大きい。会計において万全を期した管理システムが構築されていれば、
 人をして不正を起こさせない。(罪を憎み、人を救う)

「目標設定の問題はまさに人の心をどうするかの問題」


■組織論、後継者論に関しても言及されていた。
 この視点でグっときた箇所に関して触れておきたい。

 【企業のトップは、ミクロとマクロの両方を見よ!】 

 通常、創業者の社長は現場の細かいところから会社全体のことまで分かっているが、創業者の
 あとを継いだ二代目の社長、専務というのは、現場のことをしらないことが多い。お父さんから
 いやお祖父さんから、長として全体をまとめるマクロの帝王学は教わっていても、ミクロの現場の
 ことは分かっていない。そのため経営者として、本当の意味で会社を動かせないのである。

 もし、企業のトップとして本当に自分の思う通りに経営をしていこうとするのなら、足繁く現場に出て
 現場の雰囲気、現場のことを知らなければならない。そこからでなければ帝王学も生きてはこない。

 マクロだけでなくミクロも分かっていなければ、経営者は自由自在に会社を経営することは出来ない。
 (遠藤功先生の現場力にまつわるお話との共通点をすごく感じる。稲盛和夫と遠藤功の対談があったら
 是非、聞いてみたい。すっごく盛り上がること、意気投合されることは間違いない!)

 【トップは人格を磨け!】
 企業というものは突き詰めて考えれば人間の集団でしかない。それを単なる烏合の衆ではなくひとつの
 生命体としてまとまったものにするには、その集団のリーダー、つまり経営者が社員から信頼され尊敬されて
 いなければならない。そうでなければ経営者が指し示す目標をどんな困難があろうと達成しようという社員が
 いるはずが無いからである。このようにすべての社員から尊敬され「この人のためなら」と心から思われるような
 経営者となるためには、自らの人格を高める努力を続けなくてはならない。
  また、そこまで人間ができていなくても、一緒に仕事をしていく社員に、経営者としての誠意は理解してもら
 わなくてはいけない。そのためには、経営者自身が会社や社員のために誰にも負けない努力を重ねていくこと がもっとも大切になる。(どんなシステムも仕組みも人の心をベースにした経営風土があって初めて機能する!)

 【企業規模が大きくなると一人では見切れない?】
 事業を拡大していけばいくほど、経営者はより細かく経営の状況に目を配っていく必要がある。ただ、経費の削減というのではなく、店舗ごとに採算をきちんとだし、「売上最大、経費最小」ということで店長はじめ、社員全体に
注意を徹底させなくてはいけない。

 【目的設定、指針は具体的であること!】
 経営というものは、人間の集まりをどうするか。ということ。経営者は人の心の動きを抜きにして語れないし、
 また、こころを無視して経営は出来ない。
  目標設定の問題は、まさに人のこころをどうするかの問題。

  目標が高いとか、低いtかどう判断するのか、トップダウンで決めるかそれともボトムアップでいくか。なんて
  発想では決して優れた経営は出来ない。問題は、目標の高い低いではない。経営者として「こうありたい」と
  思う数字を持つことだ!経営目標とは、経営者の意志そのものだ。そのうえで、決めた目標を社員全員に
  「やろう!」とおもわせるかどうかだ。



読み応え十分、かつ読み終えてすごく爽やかな気分になった。

何を学ぶかも大事だが誰から学ぶか。も重要。稲盛さんの著書から多くを学べた。また、西山茂先生から会計を学べている事に幸せを感じた。何れは、経営者として活かしたい。人生まだまだコレからだ。



稲盛和夫の実学―経営と会計

稲盛和夫の実学―経営と会計

  • 作者: 稲盛 和夫
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0